CI プロジェクト
セルイラストレータは東京大学で開発しているソフトウェアです。東京大学ヒトゲノム解析センター宮野研究室でのプロジェクトである Genomic Object Net (GON) をベースにして作成されています。GON は山口大学の松野研究室においても利用されており、多くの生物パスウェイがモデリングされてきました。
2002 年に製品化されて以来、セルイラストレータはウィンドウズ、Mac OS X、およびリナックスなど多くのプラットホームに対応し、また機能強化により生物パスウェイの視覚的な解析が可能になりました。 さらに今回のバージョンでは、データサンプルとしてパン酵母の遺伝子ネットワークが付属されています。
セルイラストレータは豪州のクィーンズランド大学分子生物化学研究所 (IMB) ARC バイオインフォマティクスセンターで行われている Visible Cell プロジェクトで既に使用されるなど、専門家がその有効性を実証しています。
セルイラストレータ内部では、東京大学で開発しているCell System Markup Language (CSML) により生物パスウェイの記述が行われています。CSML の仕様は CSML ウェブをポータルサイトとして管理、維持が行われております。また同ウェブサイトでは、関連ツール、および CSML により記述されたモデル生物パスウェイのサンプル、使用方法、スクリーンショットなど多数の情報が入手可能です。
セルイラストレータを組み合わせた、ヒト大規模遺伝子ネットワークの解析の受託研究も行っております。有償オプションで提供しておりますのでお問い合わせください。